ラージョvsバルセロナ

9/21@バジェカス 0-4
約5年ぶりにポゼッションで相手を下回ったバルサ。その要因は以下の通り。

  • ラージョが高い位置からプレスをかけ、守備ラインも高く全体にコンパクトにしていた
  • それを受け、バルサは昨シーズンのようにパス回しに固執するのではなく、適宜セーフティーファーストのプレーを選択していた
  • バルサが、相手守備ラインの裏を狙うロングパスを多用していた
  • 多少強引でも、前数人で攻め切ってしまうパターンが今までより多く見られた

バルサ対策が研究されてきた昨今、この試合はそれに対応する策をバルサが試していたように感じられた。ゴールキックがことごとくロングフィードだったのもその表れと推測。
バルサに手数をかけない攻めが多く、相手がそれなりに繋いでいれば必然の結果か。サッカーはポゼッションを競うものではないので、そこに拘ってしまうのはナンセンス。とはいえポゼッションはバルサの哲学なので、スタイルの幅を広げるべく模索していると捉えるのが妥当か。
なお、メッシ、ネイマール、セスク、ペドロの速攻は破壊力があるも、相手ボールになった後の囲い込みは全体が間延びしてしまい難あり。今後の修正に期待。
新監督となりシーズン序盤にして新たな試みが見られ、今後が楽しみに。