魔物が棲むカンプノウ

バルセロニスタの皆さん、お待たせしました。
僕自身は自覚がなかったのですが、
このブログのカレンダーを見る限り
今月バルサのレポはなかったみたいで。
そこまで離れていた感じがしなかったのは
代表で各選手を見ていたでしょうか?
それともいろんなところでバルサの情報を得ていたからでしょうか?
ともかく、久々のバルサレポに行ってみたいと思います。
 
ここのところ勝ちきれないでいたバルセロナ
この日の相手は目下、上位をひた走るオサスナ
とはいえホームでの一戦とあり、
どうしても勝ち星が欲しい試合であった。

スタメン

メッシが右ウィングに入った以外、いつもどおりのメンバー。
なお左SBはシルビーニョ

試合の流れ

今回は非常に簡略化。
簡単に言ってしまえば、
カウンター狙いのオサスナに対し、いかにバルサが崩すか。
この一点に尽きる。
詳しくは総括にて。

マン・オブ・ザ・マッチ

メッシ
→1人で相手守備陣を切り裂いた。すでにレギュラーの風格すら漂う。

総括

3−0という結果さえ見れば楽勝かのように思える。
しかし、その実はまるでレアルのような危ういサッカーであり、
ここのところの足踏みがうなずけてしまった。
 
ボール支配率は7割程度。
相手がガッチリ引いていたこともあったが、
とはいえ悪くない数字だ。
実際、DFラインでの球回しはいつもどおり。
しかし、ここから先が良くない。
昨シーズンのいいときのバルサ
3人目の動きがしっかりとできていた。
もっといえば、共通のイメージを描きながら全体が動けていたため、
ダイレクトパスがつながっていたしフリーランニングも生きていた。
それがこの試合では見られず。
共通のイメージがないため、
個々人のボールを持つ時間が長くなってしまう。
ただでさえ相手が引いているのだから、
これではパスが綺麗に回るわけがない。
結局、個で打開できる選手に頼ることに。
両ウィングのロナウジーニョとメッシにはその力があるからこそ
チームに閉塞感が流れることはなかったが、
通常のチームであるならば手詰まり状態に陥っていただろう。
この2人がいなかったら、どうなってしまったかと危惧された。
 
またこの日は大きなアクシデント発生。
ベレッチとデコが負傷交代してしまったのだ。
共に前半での、しかも相手との接触がない中でのこと。
それぞれ6週間と3週間の怪我だそうだが、
またしてもカンプノウで怪我人が出た。
実はオサスナDFにも相手との接触がないところで怪我が起きているため、
この試合では3人も負傷。
昨シーズン序盤に、バルサのメディカルスタッフが話題に上ったが、
これはもしかしたらカンプノウのピッチ状態に原因があるのかもしれない。
それ以前に、
ターンオーバー制を導入しきれていないライカールトへの不満が募るが。
ただ、チームが個に依存してしまっている現状を見るに
主力を温存できない状態に陥っていると言えるから、
本当の問題点はここにあるのだと思う。
このままでは一部の選手に偏って疲労が蓄積されるのは明らかだ。
今週、来週と週2試合という過密日程が続くためしばらくは厳しいと思うが、
出来る限り早急な攻撃面での再構築が求められる。
 
なお、彼らが怪我したことにより
一時期話題に上ったエジミウソン
しばらくスタメンを張ることは濃厚に。
これもどう作用してくるのだろうか。
ちなみにこの試合では、良くも悪くも目立った働きはなし。
 
しばらくはバルセロナから目が離せない、ならぬ、目を離したい。
これが正直なところである。