人種差別はなくならず…

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20051109-00000005-spnavi-spo.html スポナビ

スペインサッカー協会はバルセロナ戦でサミュエル・エトーに対する人種差別的なコールが行われたことへの罰則としてヘタフェに3000ユーロ(約41万1000円)の罰金を科した。
日曜日に行われたヘタフェ対バルセロナ戦(3−1でバルセロナが勝利)で笛を吹いたアルトゥーロ・ダウデン・イバニェス主審は、報告書の中で、何度かエトーがボールを触った際に「スタジアムの一部区域の観客がサルの鳴きまねをしていた」と書いている。ヘタフェは相手チームを尊重するようスピーカーで観客に呼びかけたため、最高額の罰金処分(6000ユーロ、約82万2000円)は免れた。また、クラブは電光掲示板にも「人種差別反対」の文字を表示した。
ヘタフェのアンヘルトーレス会長はこれに厳しく反発した。
「そんなコールを聞いたのは主審だけだった。グラウンド上で起こることに注意していなければならないのになぜすべてを聞くことができたのか理解できない」

この試合は中継で見ていたのですが、
確かに試合途中、電光掲示板に白人と黒人が手をつないだイラストと共に
なんらかの人種差別反対を訴えるメッセージが挙げられていました。
 
今、フランスでおきている騒動も、元はといえば根強い人種差別。
フランス代表のアンリやシセがよく侮辱されている報道なども聞きますし、
ジズー(ジダン)も一時期そんな嫌がらせがあったとか。
報道として伝わってきてないだけで、
実際のところ、相当なものなのだと思います。
とはいえフランス代表メンバーを見るに、
アフリカンの血が流れている人ばかり。
サッカーとは人種も宗教も関係なく、みんなが楽しめる共通言語なはず。
それだけに、その魅力が薄れてしまうのは残念でなりません。