シャビ手術、執刀医師記者会見

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金曜日の練習中に右膝前十字靭帯を断裂したバルセロナのチャビは、昨日(土曜日)、朝8時に両親、彼女を伴なってバルセロナ市内にあるピラ−ル病院に入院、11時から約1時間に渡る手術を受けた。チャビの手術を執刀したラモン・クガット、ジョルディ・アルデボル両医師は同日記者会見を開き、チャビの手術は成功に終わったこと、そのまま3日間、同病院に入院すると発表した。チャビの復帰へのカウントダウンは昨日(土曜日)から始まった。ワールドカップまでに復帰することが最大の目標ではあるが、それは現時点でははっきりしていない。
バルサの医療スタッフではないが膝の権威であるクガット医師は、バルサの医療スタッフ長であるアルデボル医師と共にチャビの手術を執刀。膝蓋腱形成による靭帯の再生処置を施した。部分麻酔により、チャビは手術の経過を追うことができたようだ。
チャビのワールドカップ出場についてはあえて明言をさけたクガット医師。「チャビがワールドカップに間に合うかどうかは、神のみそ知るということだ。我々は予言者ではないのだから。復帰の時期を今私に質問するにはあまりにも早すぎる。彼は手術したばかりであり、慎重になるべきだろう」。
手術が成功したことに満足の表情を表したアルデボル、クガット両医師は、昨シーズン、同じく靭帯を負傷したガブリ、エジミウソン、モッタ、ラ−ションとチャビの負傷に違いについて「彼らは膝に関連する他の部分も負傷していたが、チャビの場合は1ヵ所だけの負傷だった」と説明。さらに、チャビはリハビリを開始する前に3日間入院し、まずは理学療法に基づいた練習を行ない、その後、およそ2、3ヶ月後にグラウンドでのトレーニングを行なっていくことになるだろうと付け加えた。
また、両医師はチャビの手術に立ち向う際のすばらしい精神力、決断の早さをたたえた。クガット医師によると「チャビ自身ができるだけ早く手術をすることを望んだ。彼は強靭な精神を持った青年だ」と伝えた。

昨日の段階では、サッカー選手がワールドカップに出られないのは残念だ、
と報道されていたシャビ。
しかし、この執刀医師の会見を聞く限り、
「部分麻酔により、チャビは手術の経過を追うことができたようだ。」
と言っているほどですから、
シャビ自身はショックを受けているというよりも
すでに気持ちを切り替えて回復に向けて全力を注いでいるように思われます。
「病は気から」と言いますが、
これほどの精神力を持っていればどんなにつらいリハビリも難なくこなしてくれるはず。
ワールドカップで彼の勇姿が見られることを信じ、今は静かに待とうと思いました。