セルビアvs日本

10/12@Karadjordje Stadium(ノヴィサド) 2-0
内容・結果ともにセルビアが優っていたゲーム。セルビアは守備こそ固いも、攻撃はそこまででもない。でも、日本はそれ以上に酷い出来だった。
先月は格下相手とはいえ、前線からのプレスが復活。が、この試合ではまた逆戻り。全体的に運動量が少なく、これではDFラインも下がらずをえず。長友・内田以外は重そうに見えたが、試合に出てなかったり時差ボケのためだろうか。交代枠が6人もあったのだから、後半頭から3人ぐらい入れ替えてもよかったのに相変わらず動くのが遅いザック。特に交代出場の細貝は動けていたので、早めの投入がカンフル剤になったかも。交代した長谷部はスタメンの中でも特に酷かったので、余計そう思ってしまう。
都合、攻撃も前線は孤立、さらには連携もまばらになりがち。こういう時、1トップの柿谷はもっと強引に行くべきだったが、この試合も遠慮がちなプレー。精度はさておき、岡崎になってからのほうがシュートへの流れはできていた。
今日ほど全体のコンディションが酷いと、パスサッカーはさすがに厳しい。状況や相手によって、パスサッカーとカウンターを使い分けてもいいはず。さしあたってはすぐのベラルーシ戦、中2日と厳しい日程だがうまく選手を回し、悪いなりの試合運びに淡い期待。

UEFAスーパーカップ バイエルンvsチェルシー

8/31@Eden Aréna 2-2(PK5-4)
やっと見られたこの試合。噂通りの好ゲーム、チェルシーに守らせると固い。たださすがに10人ではサイドがやや空き気味。そこをうまく利用しクロス、中で高い選手が待ってシュートor落とし、これが効果的。チェフのスーパーセーブ連発も最後は及ばず、PK戦も延長の勢いそのままに。
ここから1ヶ月、バイエルンはどうなっているのか?今朝のCLを近いうちに視聴予定。
普段バルサに見慣れているため、バイエルンの高さが使える攻撃はオプションとして魅力的に。ほんとはイブラを獲ってきて、これをやりたかったんだろうなぁ。

トッテナムvsチェルシー

9/28@ホワイト・ハート・レーン 1-1
トーレスが良かった!それだけに退場は判定も含め残念。全体的には、お互いに攻守の切り替えが早く好ゲーム。
前半トッテナムペースも、後半頭からマタ投入で流れが一気にチェルシーへ。最後10分、トーレス退場でトッテナムへとなるも攻めきれず。
トッテナムはいいサッカーが90分続かないというか、新加入選手が多くまだまだすり合わせが不十分な印象。ただ粒揃いなので、今後の習熟に期待。
チェルシーは、相手の高いDFライン裏狙いのカウンターとセットプレーの二本槍。あれでCMFの守備が強固になれば、攻撃の幅もより一層広がりそう。
シーズン序盤でもあるし、引き分けはお互いに及第点のはず。この裏返しが行われる頃には両クラブともにどうなっているのか、今から楽しみ。

ラージョvsバルセロナ

9/21@バジェカス 0-4
約5年ぶりにポゼッションで相手を下回ったバルサ。その要因は以下の通り。

  • ラージョが高い位置からプレスをかけ、守備ラインも高く全体にコンパクトにしていた
  • それを受け、バルサは昨シーズンのようにパス回しに固執するのではなく、適宜セーフティーファーストのプレーを選択していた
  • バルサが、相手守備ラインの裏を狙うロングパスを多用していた
  • 多少強引でも、前数人で攻め切ってしまうパターンが今までより多く見られた

バルサ対策が研究されてきた昨今、この試合はそれに対応する策をバルサが試していたように感じられた。ゴールキックがことごとくロングフィードだったのもその表れと推測。
バルサに手数をかけない攻めが多く、相手がそれなりに繋いでいれば必然の結果か。サッカーはポゼッションを競うものではないので、そこに拘ってしまうのはナンセンス。とはいえポゼッションはバルサの哲学なので、スタイルの幅を広げるべく模索していると捉えるのが妥当か。
なお、メッシ、ネイマール、セスク、ペドロの速攻は破壊力があるも、相手ボールになった後の囲い込みは全体が間延びしてしまい難あり。今後の修正に期待。
新監督となりシーズン序盤にして新たな試みが見られ、今後が楽しみに。

マンチェスター・シティvsマンチェスターU

9/22@エティハド・スタジアム 4-1
モチベの高いシティは強い、ユナイテッドは相変わらずの放り込み、そんな試合に。
シティは的を得た補強が効いていて、この試合ではヤヤ・トゥレとコンパニーが秀逸。ネグレド、レスス・ナバスもいいアクセントに。課題はやはり、取りこぼしをいかになくすか。
ユナイテッドは噂の通りの放り込みサッカーで、RVPとルーニーの個に依存。香川、ナニ、チチャリート辺りをうまく使えるか、もう暫く様子見で。
現時点でのチーム力が素直にスコア(4-1)に反映された試合に。

久々復帰

ご無沙汰してます。最近は時間ができテレビ観戦をそれなりに、軽く観戦記を書いていこうと思いました。半ば自分用なので今までよりずっと簡素なものに、ともあれ気楽にやっていこうと思っています。

本戦抽選会

オシム+ゼムノビッチ+後藤健生+名波×倉敷で見る抽選会。
なかなか見られないトーク番組といった感じで、それだけで楽しかったです。
 
さて抽選。
今回、FIFAはどんなからくりを用意しているのかと思ってみていたのですが、
ポッド分けの時点でほぼ仕込んであり
シードされた欧州勢がいかにアフリカ勢を回避するか、というものでした。
で、いつものように南米勢が犠牲になると。
フランスが南アフリカのところに入ったし、ちょうどいいのかな、と感じました。

<グループA>
南アフリカ、メキシコ、ウルグアイ、フランス
<グループB>
アルゼンチン、ナイジェリア、韓国、ギリシャ
<グループC>
イングランド、米国、アルジェリアスロベニア
<グループD>
ドイツ、オーストラリア、セルビア、ガーナ
<グループE>
オランダ、デンマーク、日本、カメルーン
<グループF>
イタリア、パラグアイニュージーランドスロバキア
<グループG>
ブラジル、北朝鮮コートジボワールポルトガル
<グループH>
スペイン、スイス、ホンジュラス、チリ

グループごとのコメントは端的に。
まず、死のグループというほどのものはないですね。
南アフリカが頑張って引いてくれた(苦笑)おかげで、そこまでの歪みはなく。
Gは厳しいでしょうが、Dも結構きつかったりします。
楽なのはB、C、F。
いずれもシード国が現時点ではいまいちなので、そういう意味合いも含めてで。
 
アジア枠という意味では、韓国よろしく!ですね。
オーストラリアと北朝鮮に期待するのはあまりに酷なので。
 
で、日本のいるグループEですが、
サイドの守備を強化すれば戦いになると思います。
ずっと思っているのですが、右SBは長谷部で。
ボランチには稲本を入れ、遠藤のフィジカルの弱さを補う。
前線は、敵が大きいだけにスピード重視でしょうか。
本当は、それと張り合えるだけのフィジカルを持った選手が
出てきてくれるとうれしいのですが(イメージはトーレス)。
 
これはオシムさんの言ったことなのですが、
予選を突破できることも大事だけど
負けてでもなにかをつかむほうがもっと重要だなぁ、と思いました。
あと半年、できうる限りの準備をしてみて、
結果として足りないと感じたところをユース世代等の育成につなげてくれればと思いました。
 
蛇足ながら、抽選会中はスペインの組ばかり追ってました(苦笑)
大会中もこの2つメインで追うことになるのかなぁ。
 

ポット1:シード
南アフリカ、ブラジル、スペイン、オランダ、イタリア、ドイツ、アルゼンチン、イングランド
ポット2:アジア、オセアニア、北中米カリブ海
オーストラリア、日本、北朝鮮、韓国、ホンジュラス、メキシコ、アメリカ、ニュージーランド
ポット3:アフリカ、南米
アルジェリアカメルーンコートジボアール、ガーナ、ナイジェリア、チリ、パラグアイウルグアイ
ポット4:欧州
フランス、ポルトガルデンマークギリシャセルビア、スロベキア、スロベニア、スイス