格の違いを見せたバルセロナ

初戦をアウェイで戦ったため*1
ホーム開幕戦となったマジョルカとの一戦。
初戦を引き分けてしまったため、
どうしても勝ちたいゲームだった。
この日のスタメンは、
昨シーズン基本となっていたメンバー。
代表組もCLに向けて温存することなく、揃っての先発。
 
試合は、開始早々からほとんどバルサがボールを支配。
カウンターを警戒しながらも、随所に鋭い攻めを見せる。
一方のマジョルカ
相手の攻めに備え引いて守るばかりで、攻め手はほとんどなし。
そして前半20分すぎ、エトーが立て続けにゴール。
これで早くも、勝敗はほぼ決してしまった。
 
その後もバルサがボールを支配し、安全運転で試合を進める。
マジョルカはどうにもこうにも糸口を見つけ出せず、次第に集中力が切れる。
そして苛立ちを隠せなくなり、後半続々と2人退場。
これで完全に試合は決まった。
そこからはバルサも流し気味に。
新戦力ファン・ボメルを試すほどの余裕っぷり。
そして試合はそのまま2−0で終了。
 

総括

やはり、バルサは昨年の強さを保っている。
それをこの試合で再認識させられた。
緩急をつけた攻め、
スペースを空ける動きとそれに連動して他の選手が走りこむ動き、
正確なミドルと、多彩な攻撃を見せてくれた。
やや個人技頼みの攻めをしているレアルとは大違いだ。
また、新戦力のファン・ボメルも早くもいい動きを見せる。
チームにフィットしてくるに従って、
貴重な戦力となることは間違いないだろう。
昨年以上に余裕を持ってターンオーバー制で行けるはず。
というわけで、バルサのいいところばかりが目立った試合となった。
 
最後にマジョルカについても簡単に。
この日は、まったく相手になっていなかった。
バルサのボール支配率が7割という数字も、これを象徴している。
攻めは軸となる選手がいないためかなり苦しい。
大久保は孤軍奮闘していたが、
どうあがいても一人の力ではどうしようもないだろう。
まだシーズンが始まったばかりだが、
早くも立て直さなければならないほどチーム状態は悪かった。
 

*1:U2カンプ・ノウをコンサート会場として提供したため、芝の状態が悪く開幕戦ができる状態ではなかったので。ちなみにこの日もピッチコンディションはあまりよくなかった。