いまさらながらセビリア戦感想

忘れないうちにメンバー紹介を。

スタメン

FW:ロナウジーニョエトー、メッシー
MF:イニエスタ、ガブリ、エジミウソン
DF:シルビーニョ、オレゲール、プジョルベレッチ
GK:ビクトル・バルデス
途中出場:ラーション←メッシー、ファン・ブロンクホルスト←ガブリ

寸評

デコを出場停止で欠いた中盤。
彼がいるといないとでは大きく違う、それを痛感させられた試合でした。
 
CMFの位置にはイニエスタとガブリが。
ただ、いずれもキープ力にやや欠ける部分があるため、中盤でいまいちタメが作れず。
中で作ってからではなく、簡単にサイドにはたいてしまうため、
相手に寄せられてしまう場面も。
いくらロナウジーニョやメッシーがサイドにいるとはいえ、
スピードに乗っていない中で3人、4人と寄ってこられては
さすがに打開のしようがありません。
時おり、両サイドが下がり目で受けたり、中に入ってもらったりしていましたが、
やはりいつもの鋭さは出せず。
ボールを支配してはいるものの、攻めきれないまま前半終了。
 
後半になると、両サイドを思い切って絞らせ、
あえてSBが上がれるスペースを空けていました。
これにより、中盤の球回しが軽快になるとともに、
SBの攻撃参加もよりスムーズに。
やっといつものリズムが出てきました。
カウンター気味の攻撃から失点してしまうも、
直後に相手の気の抜けたプレーからゴール。
これで落ち着くや、最後はトップ下にいたロナウジーニョ
ラーションの落としから持ち込んでのゴール。
リードした後はいつもの安全運転。
相手に決定機も与えずに試合終了となったのでした。
 
なお、ちょっと気になった点があったので指摘を。
それはベレッチの守備における軽さです。
この日は再三、ここを突かれていました。
同サイドには、ジュリと違いそこまで守備力のないメッシーが前方に。
そのせいもあって、彼への負担がかかっていることは確かです。
それにしてもやや軽い観は否めませんでした。
それを分かっているからこそ、
いつもは左CBをしているプジョルが、久々に右に入ったのかもしれません。
レゲールの右SBにおける守備力もいまいち。
ブルースとの決戦を思うに、
ここが一番の修正どころのように思われました。
 
とはいえ、これで公式戦11連勝。
アウェイでのエル・クラシコやCLが入っていることも思うと、
価値ある連勝となっています。
今年は残り2試合。
毎回相手は引いてきていますが、
それでもなんとかこじ開けているバルサ攻撃陣。
次も下位を行くカディスだけに、同様の戦いが予想されそう。
早いところ、逃げ切り体勢を確立してもらいたいですね。