チェルシー戦に向けての課題


?攻撃面
?守備面
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攻撃面

この試合、イニエスタは何度ボールに触ったのだろう?
前半は存在感を示していたものの、
得点が入るにつれてやや消えてしまった観が否めない。
また、中盤でのタメもあまり見られず。
デコのコンディションがまだ上がってきていないこともあるが、
中央(右サイド寄り)であまりパスが回っていなかった。
ロナウジーニョを起点とした攻撃の組み立てはよかったものの、
万が一そこを抑えられたときにどうなるか不安。
とはいえ、2週間休んでいただけあり
ロナウジーニョのコンディションは相当のもの。
今の彼は相当のことをしない限り止められないと思うが。
さて、どう来るモウリーニョ
 
この試合のバルサはピッチの左半分に人数を集め
あえて右サイドはスペースを空けておき、
そこに誰かを走り込ませるといったパターンが多かった。
1点目のシーンで
ロナウジーニョが左で持ったときにみんな斜め左に走り
大外にエトーを余らせたのがその典型例。
これまたチェルシー戦でどこまで通じるのだろうか。
 
ややロナウジーニョ&デコ偏重の組み立てだっただけに
(バルサにとっての)左サイドをガッチリ固められたときどうするかが課題。
ただ、チェルシー戦はおそらくメッシがスタメンで出てくるだろうので、
相手にとっては相当やっかいなものになるだろうが。
いろいろと言ってきたものの、
正直、攻撃面に関してはほとんど心配なし。
むしろ心配なのは守備のほう。

守備面

さてその心配な守備面。
 
?中盤の守備がルーズ
これは大いに心配。
やや前がかりになっていたこともあったが、
それにしても、相手のボランチ辺りから
自由にフィードさせてしまう場面が多々見られた。
このままでは、また両SBの裏をやられかねない。
久々にこのメンバーでやったということもあり
プレスの連携面がうまくいかないところもあったが、それにしても危うい。
今日はデコの相棒にイニエスタを持ってきたが守備を考えるとやや不安な面も。
ここに誰を持ってくるのか?
これがチェルシー戦に向けて、大きなポイントになってくるだろう。
 
再考の余地はあれど、現時点ではモッタのほうがいいと思う。
シャビの存在の大きさを改めて痛感。
ただ、相手もエッシェンが出られないのは幸い。
共に角落ちといったところか。
 
?裏を空けやすいDF陣
はっきりと言ってしまおう。
プジョルマルケスを除いたDFは
皆、裏を取られやすい。
どうしても前の選手が気になってしまい、やや深追いしてしまう傾向がある。
この試合では、特にオレゲールにその傾向が目立っていた。
ビクトル・バルデスの好セーブに2、3度助けられたが、彼のCBは危なすぎ。
個人的にはノーである。
チェルシー戦ではマルケスが帰ってくるのでひとまずは安心だが、
プジョルマルケスの代えが効かないのは恐ろしい。
少々早い話かもしれないが、
夏のマーケットで真っ先に補強すべきポイントはここ。
 
次にSB。
これまた危うい。
<左SB>
シウビーニョとファン・ブロンクホルストがいるが、
攻撃面での連携やクロスの質を考えるとシウビーニョがファーストチョイス。
ただし、共に守備に問題を抱えている。
・シウビーニョ
自分の前の選手に気を取られてしまうところが少々あり。
それとラインコントロールを乱す場面が多々。
特に、逆サイドにボールがあるとき、
深めのポジショニングになってしまう傾向あり。
ファン・ブロンクホルスト
目の前の選手を気にしすぎ、高めのポジショニングになること多し。
彼の裏を取るのは簡単で、
彼の前に人を置いておき、その隙に他の誰かが走り込めばいい。
しかも中盤まで出てきてくれるというおまけ付き。
バルセロニスタに言わせれば、危なっかしい存在。
ただし、ラインコントロールを乱すことはさほどなし。
<右SB>
しばらくベレッチを見ていなかったため、
彼に関してのコメントは控えさせてもらう。
レゲールについては少々。
・オレゲー
先ほども述べたとおり裏を空けやすい。
かといって一対一に強いわけでもなく。
残念ながら、右サイドにフタをしたいときに使えるほどの選手ではなし。
攻撃面は、元々が守備の選手なだけに余り期待できず。
本人なりに頑張っているのは伝わってくるのだが、
バルサの攻撃に加担するという意味では役不足
ただし彼にそれを求めるのはあまりに酷なので、今後に期待と言っておく。
 
?まとめ
結局のところ、両サイドに大きな課題あり。
これは数日で修正の効くところではない。
というわけでプジョルマルケスカバーリングに期待大。
さらには、中盤で下手な取られ方をしないよう細心の注意を払ってもらいたい。
そういった意味ではエジミウソン周辺でのパス回しにも注意を。
ここは間違えなく狙われるはず。
 
チェルシー戦まであと3日余り。
スタメンは、怪我人やサスペンションを除くとこの試合がベースとなるだろう。
言い換えるならば、
メッシ、マルケス、モッタ以外でスタメンに入りうる選手はないはず。
あとは守備面での修正がどこまでできるか。
これは今後の報道等で再確認していきたい。
 
なお、火曜もしくは水曜に
再度チェルシー戦に向けてのエントリーを書く予定。
その際は、チェルシーについても触れたいと思う。
 

チェルシー関連詳細ブログ

チェルシーのファンであるdorogubaさんが
チェルシーの立場からCLの決戦を詳細に取り上げられています。
普段から読ませていただいているのですが、
今回は特に非常に勉強になりました。
よかったらご覧になってください。
http://doroguba.at.webry.info/200602/article_14.html
http://doroguba.at.webry.info/200602/article_16.html
 

追伸

やはりバルサを優先したため、日本代表のレポはまた後日に。
場合によっては書けないかもしれないが、その点はご了承を。
以上、久々の長文エントリー。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。