スペインvsロシア

XAVI2008-06-11

スコア

スペイン4−1ロシア
'20 '44 '75ビジャ '90セスク '86パブリュチェンコ

メンバー

<スペイン>
FW:フェルナンド・トーレス(→セスク)、ダビド・ビジャ
MF:シルバ(→シャビ・アロンソ)、イニエスタ(→サンティ・カソルラ
   シャビ、マルコス・セナ
DF:カプデビラマルチェナプジョルセルヒオ・ラモス
GK:カシージャス
<ロシア>

総評

昨日のオランダ戦では、ことごとく決定機を決めていた、といいましたが、むしろ決定力の高さとはこのことかと思わされました。それほどこの試合のビジャはよく決めていました。
スペインのフォーメーションは4−4−2。やはり2トップできました。トーレスとビジャは縦関係のポジショニング。シルバとイニエスタはサイドからスタートするものの、時折中に入ってプレー。シャビとセナもやや縦関係気味で、攻撃のシャビと守りのセナでした。
トーレスとビジャの2トップは、この大会屈指であることは間違いないでしょう。しっかり中でプレーできるトーレスと、その回りのスペースを嗅ぎわけて動き回るビジャ。スペインにしては早めに前にボールが入ることが多かったのも、2人の長所を生かせてよかったです。
得点はすべてカウンターから。スペースへ走りこみ、ドリブル突破、そしてラストパスと、ビジャのオールマイティーなところが出ました。
ただ、この試合がよかったからといって、次の試合がどうか分からないのがいつものスペイン。相手が引いたところではなかなか崩せておらず、またセスクもアーセナルのときのパフォーマンスは出せてないので、切り札にもなりきれていません。それと再三崩されていた左サイドの守備が気がかりです。シルバは攻撃的なので守備は軽く、左SBは相変わらずの人材難。カプデビラでは一流の選手相手では厳しそう。
グループリーグは行けるでしょうが、その後のグループC相手となる、準々決勝、準決勝は厳しいものとなりそうです。この結果を受けても、それでも期待せずに今後も注目していこうと思っています。
対するロシアですが、自分達がやりたかったカウンターを見事に決められてしまいました。積極的に行った分、後半は息切れ。決定機は作れていただけに、エースを出場停止で欠いたのは痛かったです。次はギリシャなのでしっかり勝って望みをつなげたいところでしょう。なお、ヒディングマジックも不発でした。