トルコvsクロアチア

XAVI2008-06-21

スコア

トルコ1−1クロアチア
3PK1
'119クラスニッチ '120セミ

メンバー

<トルコ>4−2−3−1
FW:ニハト(117→ギョクデニズ・カラデニズ)
MF:アルダ、トゥンジャイ、カズム(61→ウグル・ボラル)
   メフメット・トバル(76→セミフ)、ハミト・アルティントップ
DF:ハカン・バルタ、エムレ・アシュク、ギョクハン・ザン、サブリ
GK:リュシュトゥ
クロアチア>4−2−3−1
省略します。

試合の流れ

いかにもトーナメントらしい、固い試合運びでした。前日のドイツは、奪ってからの出足が早く、また人数もかけていたのですが、この日は両チームとも攻めるときでも備えは怠らず、といった具合で後ろには人数をそろえていました。なので、そこまで決定機を作れず。
後半になると連戦のトルコの運動量が落ちてきて、クロアチアにもチャンスが出てきますが最後が決めきれません。試合はスコアレスで延長へ。
延長でも試合は動かないまま。終わりかと思った延長後半14分、クロアチアがなんと得点!敵味方が競り合ったこぼれ球をリュシュトゥが拾おうとしたところ、モドリッチが先に奪い、早いセンタリングから最後はクラスニッチがゴール。これで試合は決したかに思われました。
残りはロスタイムも含めて2分余り。が、ここからまたしてもトルコの奇跡が。後ろからのフィードを落とし、セミフが豪快なシュート。あれは止めようがありませんでした。グループリーグ最終節のチェコから奪ったニハトのゴールを彷彿させるものがありました。
PK戦は、勢いをそのまま持ち込んだトルコの勝利。クロアチアのキッカーは、かなりプレッシャーがあったようです。それも分かりますが。ということで、終わってみればトルコが大逆転勝利をつかんだのでした。
 
・総括
誰が予想できたでしょう。スイス戦から3試合続けての劇的な勝利。これで02年WC以来の快進撃です。あのときは準決勝でブラジルに0−1と敗れたのですが、今度はドイツ相手にどうなるか。
ただ、出場停止と怪我人で何人か欠いてしまいそうなのは痛いです。特にニハトは延長途中で代わりましたが大丈夫でしょうか?エースとして光っていたのでいるいないは大きいと思います。
とはいえ、勢いがあるのはたしか。手堅いドイツ相手にどんなサッカーを繰り広げるのか楽しみではあります。
 
ユーロも残りは5試合。当初は懸念していましたが、グループリーグをかなり手を抜いたおかげで最後まで見られそうです。明日ですが、ロシアがどれほどまでに仕上げてこられるかにかかっているでしょう。好ゲームを期待します。