スペインvsイタリア

XAVI2008-06-23

スコア

スペイン0−0イタリア
PK4−2

メンバー

<スペイン>4−4−2
FW:ビジャ、フェルナンド・トーレス('85→グイサ)
MF:イニエスタ('60→サンティ・カソルラ)、シルバ
   シャビ('60→セスク)、マルコス・セナ
DF:カプデビラマルチェナプジョルセルヒオ・ラモス
GK:カシージャス
 
<イタリア>4−3−2−1
FW:トニ
MF:カッサーノ('75→ディ・ナターレ)、ペッロッタ('58→カモラネージ
   アンブロジーニデ・ロッシアクイラーニ('108→デル・ピエロ
DF:グロッソキエッリーニパヌッチザンブロッタ
GK:ブッフォン

総評

いかにも決勝トーナメントらしい固い試合でした。
正直、120分は長く、また重苦しかったです。
PK戦に入る前には、こちらのテンションは下がってしまい。
なんとか最後まで見た、といった感じです。
 
PK戦ですから、どちらが勝ってもおかしくなかったですね。
カシージャスブッフォンというGK対決は見入ってしまいましたが。
それを上回るキッカーでした。
スペインよりもイタリアのほうがプレッシャーがかかってたのではないでしょうか。
 
この試合、光っていたのはイタリアの固い守備。
特にDFキエッリーニがよかったです。
一対一での対応のうまさが際立っていました。
まだ23歳なので将来も期待できます。
 
反面、攻撃は単発な観が否めず。
トニはついに最後までゴールできませんでした。
いいボールが入っていませんでしたが。
今のイタリアだと、ひとりで仕事ができるドリブラータイプのほうがいいように思えました。
もう終わってしまったことですが。
パスを出せるピルロを欠いたのは痛かったですね。
本人も悔しかったようです。
 
スペインですが、
グループリーグより上がりが少なくイタリアの選手に囲まれてしまう場面が目立ちました。
途中セスクが入ったことでやや改善されましたが、結局ゴールには至らず。
遅攻になるとなかなかトーレスのよさはでにくいですね。
流れを変えるという意味でグイサ投入も納得です。
 
PK戦、
ビジャに始まり、2番手サンティ・カソルラ、最後はセスクと非常に若いメンバーでした。
あそこで使えるのはすごいです。
 
グループリーグでよくても
決勝トーナメントになるとチームが変わってしまうのが今まででしたが、
出場停止やケガで数人を欠くイタリア相手といえども勝てたのは大きかったです。
次はロシアですか。
非常に曲者ですね。
ただ、決勝にロシアなんて4年前みたいなことはやめてもらいたいので、
是が非でも勝ってもらいたいです。
 
話は前後しますが、
これで死のグループといわれたグループCは消えてしまいました。
ピークをグループリーグにもっていってしまったからでしょうか。
ただ、イタリアやフランスには名前ほどの強さはなかったように思いました。
すぐにWCに向けての予選が始まるので、チームを作り直してもらいたいです。
それだけの選手は揃っていると思いますので。