スペインvsボスニア・ヘルツェゴビナ

XAVI2008-09-10

日曜早朝にあった試合でしたが、やっと見ることができました。

メンバー

FW:7ダビド・ビジャ('85→17グイサ)
MF:9ディエゴ・カペル('72→18サンティ・サソルラ)、10セスク('65→14シャビ・アロンソ)、6イニエスタ
   16マルコス・セナ、8シャビ
DF:11カプデビラ、5プジョルアルビオル、15セルヒオ・ラモス
GK:12カシージャス
SUB:1レイナ、3フェルダンド・ナバーロ、4ファニート、13ボージャン

総評

デルボスケ体制となってからは初めて試合を見たのですが(チームは8月にノルウェーと親善試合をし3−0で勝利)、さすがにユーロのときを大きな変化はなし。勝っているチームなだけに簡単には変えられないでしょうし、また変える時間もなかったと思います。
試合の見所はホームのスペインがカウンターに気をつけながら、引いたボスニアをどう崩すか。この一点だったと思います。そして試合も実際、そのような展開に。
前半からほぼスペインの攻勢一方でボールを支配しますし、中盤でよく回ってはいましたが、引いた相手を崩せず。この日、怪我のシルバに代わって入った左サイドのディエゴ・カペルなどはよくサイドからクロスを上げていましたが、ゴールには至らず。36分にはPKを獲得するもこれをビジャが失敗。逆に再三、カプデビラの裏を狙われてピンチも招きますが、これもなんとかしのいでスコアレスのまま後半へ。
後半に入りますと、スペインのパス回しがやや早くなります。またボスニアは引いているとはいえ、プレスが少しずつですが甘くなってきました。そんな少しの差を突けるのはさすがスペインでしょう。高い位置で奪ってからの速攻もスペインのもうひとつの持ち味ですが、それが後半に見事に出ました。12分、セスクからビジャへスルーパス、これをビジャがキーパーを交わしてゴールを決めました。ビジャのスピードが光ったシーンでした。
これでやっと均衡が破れ、ゲームがさらに動いてくるのかと思いました。実際、ボスニアは全体的に前目にポジションを変えてきましたが、それでもスペインのボール支配は相変わらず。うまくいなし、プレスをかいくぐり、さらにはここぞというときには攻めていく。スペインの攻撃的な姿勢は変わらず、逆にボスニアの消耗のほうが目立ちました。そしてボスニアはチャンスらしいチャンスは作れないまま終了。むしろスペインのほうがチャンスを迎えていました。ということで、前半こそもたつきましたが、結果としては1−0の勝利でしっかりと勝ち点3を獲得しました。

今後へ向けて

GROUP5
スペイン1位
トルコ10位
ベルギー55位
ボスニア・ヘルツェゴビナ75位
アルメニア98位
エストニア128位

今までのスペインですと、予選の序盤は攻めきれずに引き分け、というのが多かったのですが、この試合のようにしっかり勝てていくのは大きいと思います。日本時間の明日5時から今度はアルメニアとやりますが、ホームでの格下相手なだけにまた勝っていってもらいたいです。
このグループは、スペイン、トルコの2強に、ベルギーが絡んでくるはず。スペインとトルコの直接対決は3/28、4/1にH&Aで行われるので、そこまでにの4試合で取りこぼしなくいけるかがひとつのポイントになりそうです。そのトルコ、明日はベルギーとの対戦となっています。